
梅雨の時期
紫陽花など雨が似合う花はいろいろありますが
真っ白で甘い香りのくちなしの花が好きです
この花は、一重と八重があって
一重のくちなしは冬に赤い実を付けます
これがお正月料理のきんとんの色付けに欠かせない実なのですが
決して口を開かないことから「くちなし」と名付けられたらしいです
雨上がりの夜の公園を通りかかると
この香りが風にのって酔う程に匂ってくる
あたりを見回しても花は見つからないのだけど
視覚よりも嗅覚でその存在を明らかにしている感じです
『匂いに気付いて姿を探す』ってちょっとロマンチックですね
季節の移ろいを香りで知らせてくれる
日本の四季って素晴らしいと思う
夏はこのくちなし
春は沈丁花
そして秋は金木犀
季節の花はどれもそういうものですが
花期が短く儚いというのは
いっそう愛おしく感じられます
この時期だけ・・・と思うと散歩の時間も長くなります
この時期だけ・・・と思うと、呼吸が深くなります
夜。。。。
雨に濡れた艶っぽいくちなしの
少し肉厚っぽい花びらから発するむせかえるような甘い香りは
妖艶でなまめかしいと感じます